それからも、雫の態度は変わらず
…紫音と常にいる

ある日
敵対してる族が乗り込んできた

「白狐!お前等を潰して俺達がトップになってやる!」

幹部室に居た俺等は急いで部屋を出て行く
紫音と雫がまだ中に居る…
咄嗟にドアの前で耳を澄ませる

「こ…ら出…でね」
「…ってる。腕試しには丁度…ね」

腕試し?

「うん。ちゃんと…てね、…さんに成果を…したいから」

ちゃんと、何だ?
誰かに成果を…見せる?

「ん、分かった」

どうやら紫音が、あの一ヶ月でどんだけ強くなったか分かるみてぇだ

「じゃ、行ってくる」

紫音が近付いてくる!

「蓮?」
「何してる、行くぞ」
「ああ」

俺は相手を殴って潰しては、紫音を見る
やっぱり、今までのやり方とは違う
無駄な動きが無いし、相手が殴り掛かった力を利用して潰したり
他の奴等は目の前の相手を潰すのに必死で、気付いてないが
これは、このやり方は…