無視してると、あろうことか隣に来て座る
蓮と2人の時はカラコン以外の変装は解いてる
そうじゃないと煩いから

「いい加減、姫になれよ」
「…」
「そんなに嫌か」
「授業出なくていいのか」
「話逸らすな、お前も人の事言えねぇだろ」
「…なら逆に聞く」
「あ?」
「何でそこまで俺に拘る。白狐の姫になりたい女なんか、いくらでもいるだろ。
なんで、俺なんだ」
「前にも話しただろ、お前とアイツには何らかの繋がりがある。
そう感じたんだ。だから「はっ」」
「ふざけるな。それと姫に何の関係がある。
姫になったとしても、それは偽りの姫
白狐の…お前の道具になると「おいテメェ」」

グッと胸元を掴まれ、蓮の方に向かされる

「ふざけてんのはお前だ。偽りだとか、俺の道具だとか…散々言いやがって」
「事実だろ」
「確かに、そう思う奴もいるだろうな。
だがな、アイツを見つけるには、お前はぜってぇに離しちゃいけねぇって感じるんだ」