「今日は、グループに分かれて授業をします。」 先生はそう言い、グループ分けを始めた。 近くにいる人同士で適当にグループを作っているから、私と沙良は同じグループだと思う。 「.....加奈!一緒のグループだよ!」 「うん、嬉しいね!沙良と一緒は最高っ」 「違うよ!私とじゃなくて、悠斗くんとだよ!」 「.....え!?」 私は、驚きと嬉しさで、胸の鼓動が速くなるのを感じた。