「さてと、リーク様?さっき俺を捕まえてた・・・リクア・・・だっけ?どこいったの?」



背伸びをして、リークに問いかける鈴羅。



「・・・アイツなら自室に居るハズだが・・・」



その言葉に眉をしかめる鈴羅が居た。




「自室謹慎?」



鈴羅の言葉に頷くと鈴羅は余計に顔をしかめる。



「その自室謹慎のお方は・・・脱走ですか?」



呆れた・・・と言う鈴羅に、顔から血がひいていくリークたち。



「クオン!兵士を集めてリクアを捕まえさせろ!!」


「御意」


クオンは部屋から出て兵士達を集めていた。



「セイグ!コハク!グルド!お前達も!探しに行け!」


「御意」


セイグたちも部屋から出た。



「グオン!お前は城内を探せ!」


「御意」



部屋にはリークと鈴羅だけが残った。



「俺も探しますか」



リークは鈴羅を連れて中庭に行った。



「中庭・・・?」


中庭は、噴水とか植物が豊かだった。