鈴羅は・・・何故か、学校に通うことになった。



本当に・・・不思議に。




「学校・・・ですか?何故?」



騎士たちも疑問に思っている。



「この頃・・・学校にも出てくるみたいで、大半の教師も歯が立たないとか」


・・・



リークの部屋は沈黙に包まれた。



「・・・つまり・・・学校を護れと?」


クオンはリークに言った。


「そうだ」



リークはキッパリと言う。



鈴羅は俯いている。




「レイラ?どうかしたのか?」



リークはレイラの肩に手をかけた。




すると、リークの視界が反転した。




背負い投げをされたのだ。




「・・・リークさま?お言葉ですけど・・・武術は・・・ニガテですね」



ニッコリと笑ってリークを見下した鈴羅。



リークと騎士たちはこの出来事に呆気に取られてる。



「・・・お兄様!?今の音は何ですか?」



リークにあまり似ていない少女が入ってきた。