一旦外に出てみた鈴羅だが、困ったことが一つ


「・・・あの、手を離してもらえませんか?」



リークは鈴羅から手を離した。




「すまないな」



「いや、別に良いんですけど・・・後ろ・・・大変な事になってますよ?」



鈴羅は後ろを振り向いて言う。



後ろからは、馬に乗ったイケメン5人がコッチに向かってくる。



多分・・・否、おそらくはリークの騎士たち。




「リーク様!良くご無事で!」



赤い髪、朱の瞳のリーダのような人がリークに声をかけた。



「なんか、私・・・悪者になってない?(ボソッ」



そう呟く鈴羅。




「リーク様!そいつは・・・闇姫じゃ・・・」



今度は青い髪と藍色の瞳の人が言った。



「どいつも・・・コイツも・・・闇姫、闇姫・・・煩いわね!」



等々キレた鈴羅。