リクアと同じ銀の髪・・・けれども、蒼い瞳の青年が入ってくる。



リクアとは別の威圧感がある。




「止めろ。リクア・・・お前何をしている?」



「コレはコレはお兄様。ご機嫌如何ですか?」



リクアを睨む、青年は今度は鈴羅に視線を向けた。



一瞬驚いた顔をしたが、すぐに真顔になった。



「この少女を殺そうとしたのか?」



リクアを更に睨む。




「闇姫だからね」



迷いも無く言った、リクアを鈴羅はいつの間にか、外れていた足で回し蹴りをした。




「!?」



兵士たちは蹴飛ばされたリクアを見て、今度は蹴飛ばした鈴羅を見た。



「・・・」


アノ青年は黙って見ている。