「穂海ちゃん、このお菓子好きだよね。」
そう話しているのを、俺は聞いてしまった。
仕事に私情は持ち込まない…と冷静になろうとするも、休憩の度に思い出してしまう。
なんで、園田先生が穂海ちゃんの好きなお菓子を知っているんだろう…
しかも、あの口ぶりだと何度も一緒にお菓子を食べているみたい……
というか、そんなに勝手にお菓子を食べさせていいのか?
治ったとはいえ、まだ入院中だからそんなに好き勝手病院食以外を食べられたら困るし…
でも、そんなこと俺より長くいる園田先生は知っているよな?
じゃあ、なんで……
というか、俺の知らないことを園田先生が知っているという事実が気に食わなかった。
俺には冷たいのに、園田先生がいる時は穂海ちゃんの病室からは笑い声が聞こえてくる。
あぁ、ダメだ。
ずっと考えてしまう。
もう、気になるの一言じゃ済ませない感情があることに薄々気付いていた。
穂海ちゃんをあんなに守りたいのは、こんなに悔しい思いをするのは…
ただ一つしかない。
そう話しているのを、俺は聞いてしまった。
仕事に私情は持ち込まない…と冷静になろうとするも、休憩の度に思い出してしまう。
なんで、園田先生が穂海ちゃんの好きなお菓子を知っているんだろう…
しかも、あの口ぶりだと何度も一緒にお菓子を食べているみたい……
というか、そんなに勝手にお菓子を食べさせていいのか?
治ったとはいえ、まだ入院中だからそんなに好き勝手病院食以外を食べられたら困るし…
でも、そんなこと俺より長くいる園田先生は知っているよな?
じゃあ、なんで……
というか、俺の知らないことを園田先生が知っているという事実が気に食わなかった。
俺には冷たいのに、園田先生がいる時は穂海ちゃんの病室からは笑い声が聞こえてくる。
あぁ、ダメだ。
ずっと考えてしまう。
もう、気になるの一言じゃ済ませない感情があることに薄々気付いていた。
穂海ちゃんをあんなに守りたいのは、こんなに悔しい思いをするのは…
ただ一つしかない。



