お祭り当日
「航の友達結構来てるな」
「まあ、地元だからな」
「楓も毎年友達と来てるっていってた」
「そうだな、会うな」
「今日友達と別れたら会うんだ、連絡きたら帰るから」
「ん、わかった、何か食う?」
二人は焼きそばを食べ神社で小さな舞台が用意されているお年寄りのカラオケやキッズのダンスのお披露目などを見ていた
「優真、どこで待ち合わせ?」
「楓の家のすぐ近くに寺がある、行ったことないけど前は通ったことがあるんだけど」
「そっか、これだけ人いたら会うの大変だと思って」
「人いなくても大変だよ、一応初デートだぜ、夏休み入ってから部活の時間すれ違いだし」
「同じ時間もあるだろ?」
「帰りはあいつ部活の子と帰るからダメなんだよ、楓のお母さんも2時には仕事から帰るし二人になれない、みんなどうやって会ってるんだろ」
「やっぱり外かおうちデートじゃないか?」
「うちは夜まで親いねえけど妹がいるからな、たまーにこの神社で会うくらいだよ、ちなみに告ったのはここの賽銭箱の前」
「それ、聞いた(笑)お前が積極的に誘うしかないよな」
「楓の親にバレてもいいなら誘うけど……あまりがっついても」
「がっつきたいのか(笑)(笑)」
「いや、まあそりゃ彼女できたら考えるよ」
「まあ、岡内の性格からいって向こうから積極的にくるタイプではないな」
「だろ?まあそういう控えめなとこがいいんだよな、女からガツガツ俺はこられたくない」
「はいはい、でもお前は女から来られても嬉しがるから気をつけろよ」
「えっ、そうかな」
「女バスの百合って子が最近よく話してくるじゃん」
「ああ」
「あれ、お前のこと好きだぜ」
「嘘ー」
「本当」
「話かけてくるから普通に話してるだけなんだけどな」
「一年の時の子もろくにお前のこと知らずに告白してきたじゃん」
「まあな、でも航だってカッコいいしモテるだろ」
「なんか男バスはモテるらしいぞ」
「航は好きな子とかいねえの?」
「俺はいない、けど俺もガツガツこられるのは苦手、どちらかといえば岡内みたいに控えめでいてほしい」
「楓のこと好きになるなよ」
「わかってるし(笑)」
携帯が鳴る
「あっ、悪い連絡きた」
「ああ、じゃあな明日部活で」
優真は航と別れて神社の階段をおりて寺へ向かった



