二人はお互い真っ赤になってしばらく無言になる
楓が口をひらいた
「あの、高坂くんて彼女とか好きな子いるの?」
「えっ、航?」
「うん、知ってたらでいいんだけど」
「えーと……何で航がここで出てくるんだ?楓は航のことを好き……とか?」
優真は恐る恐る聞いた
「私?違うよ、あゆみが今気になってるらしくてね」
びっくりしたー
優真はホッとする
「航は彼女いないよ、好きな子はわかんないけど」
「そっか、ありがと、今何時?」
「1時、もう少し大丈夫、部活って誰かと待ち合わせて行ってる?」
「ううん、こっちの家のほうは私しかいないから一人でいってるよ、帰りは違う道から友達と帰ってるけど」
「じゃあ、一緒に行かないか?」
「優真くんと?」
「うん、誰かに見られるの嫌?」
「別に友達なんだから平気だけど、どうしたの?急に」
「なんか、クラス違ったら全然話せないし」
「メールもしてるし今日も話てるじゃん」
「足りない……んだよ」
楓は優真の顔を除き込む
「ん?なあに?」
「楓、俺と付き合わないか?」
「えっ、だって去年わからないって……」
「確かに可愛いと思うけど好きかはわからなかった
クラス分かれてから楓のことばっか考えるんだよ……去年な、祐真って奴が楓のことを好きってクラスの奴がいってたんだよ、航に今楓とよく話してるって聞いてから気になって仕方ないんだよ」
「そんなに話してないけど……」
「でも、メールだって来たんだろ?」
「来たけど、よろしくとしか返してないしそれ一回きりだよ」
航~やっぱり俺を煽ったのか、いや、でも実際気になってるのは本当だし
「本当に私のこと考えてくれてるの?」
「……考えてるし、やっぱり楓は可愛い」
「ありがとう……」
「それは付き合ってくれるってこと?只のお礼?」
「あっ、ごめん、お願いしますでいいのかな?」
優真は楓をお姫様抱っこをした
「キャッ」
「最初から気になってた(笑)俺に落ちてきた時から」
「重くなった?」
「全然軽い、俺だって背も伸びたし力もついた」
楓は優真の首に腕を回してしがみつく
「部活行こっか」
優真の耳元でささやく
楓をゆっくりおろして二人は一緒に登校した



