「おーっと、はぐらかすとは怪しいですね。これは記者として腕の見せどころですね。
小関さん、相手はどんな方なんですか?」
司会者の興味の熱を上げ、先ほどにも増して注目も集まってしまった。このまま黙っているにはつらい雰囲気となる。
「特に報告することは何も…」
「えー?」
「なんで教えてくれないのよー。祝福するのにー」
周りからも声が飛ばされる。
「わかった!はっきり言えないのは、ここにその相手がいるからじゃないんですか!ねぇ、皆さん!」
「はぁ!?」
何の脈絡もない司会者の推理に、思わず眉をひそめる。だが、調子に乗った司会者は、すっかり名探偵気取りで決め台詞を放つ。
「そう、小関の結婚相手は、お前だ!」
びしっと指をさされたのは蓮。
「え、俺?」
熱燗を飲み干そうとしていた蓮は、なんとも気の抜けた声をあげた。
「なんでやまやんなのよ!違うから!やまやんじゃないし」
そう言い終えてから、はっとして手で口を塞いだ。
「ほう、蓮じゃないってことは、やはり結婚する相手がいるのですね?」
案の定、司会者は勘付いた。思惑にまんまと引っかかってしまった恵巳はぎゅっと口をつぐんでその場をやり過ごそうとした。
小関さん、相手はどんな方なんですか?」
司会者の興味の熱を上げ、先ほどにも増して注目も集まってしまった。このまま黙っているにはつらい雰囲気となる。
「特に報告することは何も…」
「えー?」
「なんで教えてくれないのよー。祝福するのにー」
周りからも声が飛ばされる。
「わかった!はっきり言えないのは、ここにその相手がいるからじゃないんですか!ねぇ、皆さん!」
「はぁ!?」
何の脈絡もない司会者の推理に、思わず眉をひそめる。だが、調子に乗った司会者は、すっかり名探偵気取りで決め台詞を放つ。
「そう、小関の結婚相手は、お前だ!」
びしっと指をさされたのは蓮。
「え、俺?」
熱燗を飲み干そうとしていた蓮は、なんとも気の抜けた声をあげた。
「なんでやまやんなのよ!違うから!やまやんじゃないし」
そう言い終えてから、はっとして手で口を塞いだ。
「ほう、蓮じゃないってことは、やはり結婚する相手がいるのですね?」
案の定、司会者は勘付いた。思惑にまんまと引っかかってしまった恵巳はぎゅっと口をつぐんでその場をやり過ごそうとした。


