「もし、他にもこの中で結婚する人がいたら言ってくださーい!俺が精一杯お祝いしまーす」
お前に祝われたらそのダサいタスキかけられるんだろって横やりを入れられている。
「あれ、めぐー!!」
離れた席に移動していた志保から呼ばれ、振り返ると彼女は大きく手を振っていた。瞬間的に嫌な予感がした。
「めぐが結婚するって噂聞いたんだけど!」
「え!?」
誰かの耳に入っているとは思っていなかったその噂に思わず叫んだ。
慌てて否定しようとするが、衝撃の情報に場は騒めき立つ。その言葉を聞いて目をぎらつかせたのは司会の男。おもちゃのマイクを持って、そろりそろりと人を分けて恵巳の席まで移動してきた。
そして、誰も掛けたがらないタスキを掛けられた。
「小関恵巳さん、今の話は本当なんですか?真実を教えてください!結婚するんですか?」
スクープを捉えた記者のごとく、マイクを向けてられ思いっきり顔を逸らす。
「いや、まさか…」
その歯切れの悪さに、場はさらにざわつく。
ここで拡樹の名前を出してしまえば、より詮索が深まると思った恵巳は、上手く誤魔化そうと思ったが、その選択はより自分の首を苦しめることになってしまった。
お前に祝われたらそのダサいタスキかけられるんだろって横やりを入れられている。
「あれ、めぐー!!」
離れた席に移動していた志保から呼ばれ、振り返ると彼女は大きく手を振っていた。瞬間的に嫌な予感がした。
「めぐが結婚するって噂聞いたんだけど!」
「え!?」
誰かの耳に入っているとは思っていなかったその噂に思わず叫んだ。
慌てて否定しようとするが、衝撃の情報に場は騒めき立つ。その言葉を聞いて目をぎらつかせたのは司会の男。おもちゃのマイクを持って、そろりそろりと人を分けて恵巳の席まで移動してきた。
そして、誰も掛けたがらないタスキを掛けられた。
「小関恵巳さん、今の話は本当なんですか?真実を教えてください!結婚するんですか?」
スクープを捉えた記者のごとく、マイクを向けてられ思いっきり顔を逸らす。
「いや、まさか…」
その歯切れの悪さに、場はさらにざわつく。
ここで拡樹の名前を出してしまえば、より詮索が深まると思った恵巳は、上手く誤魔化そうと思ったが、その選択はより自分の首を苦しめることになってしまった。


