梨子と一緒に教室に行くと、一番に座席表を見た
隣の席は、如月綾人？誰？ま、いいや。あんまり関わらなくても大丈夫そうだから。
「飛鳥！やったね！同じ班だね！」ニコニコしながら近づいてくる梨子に、満面の笑みで返した
「うん！これからが楽しみ！」
楽しく話していると、隣からガタンという音がした。梨子は、びっくりして目を見開いている。
恐る恐る隣を見ると、如月くんが座っていた。
「ごめん。びっくりさせた？」と、ケロっとした顔で言う如月くんに、思わず微笑んでしまう。
あんまり関わらなくていいとか思ってたのに、
如月くんに、心を開いてしまった。これから、
気をつければいいか。