「悟…きっと大丈夫だ信じて進め…なんて言ってもさ。難しいよな俺もそうだったから分かるよ。でもさ…俺はさ…お前に後悔する道だけは選んで欲しくないと思う。進める時に進んで欲しいんだ…俺のようになって欲しくないから」




悟に返したメッセージ。僕ってば少しセリフが臭かったかなぁ…なんて思いながら読み返してると返事が来る



「分かったよ亮平。俺、頑張るよ。亮平も頑張れよ!あとセリフちょっと臭いぞw」



なんて返ってきた…悟らしいというか…なんというか…やはりセリフは臭かったみたいだけど…



それから次の日の朝僕はSNSを開いて見た。そしたら悟はひとつの投稿をしていた。


「夏美!俺は、お前のこと大好きだよ。だから心配しないで欲しい。そして俺はお前を信じるから!」



心配してたのお前もだろと思ったけど僕はその投稿を見てふふっと軽く笑を零した。彼らの幸せそうな姿を見れるのは、悪くない。僕のようにならなかったのは幸いだ…



彼らには幸せになって欲しい。ずっとこのまま…
僕にはできなかったことを彼らはちゃんと守っていける気がするんだ…