そんなか、私の雰囲気を壊した男がいた。

長身で、顔が小さく、細い。

彼は、ただ、桜の木のしたで、ジっとこっちを見てる。吸い寄せられるように、

彼のもとに近づく、

イヤホンを外し、話しかけようとしたら、心地いい声で彼から話しかけた。

「やっと、みてくれた」

「え?」

「今から学校?」

「う、うん、、なんで?、、」

「静香から、大学に行ってるって聞いてるから、静香は文の友達。」

「あー文の・・・静香とどういう関係?」