「アンタ何買ったのよ」

「お茶です」

「ならアタシはいちごオレにしましょ」

なんなんだ、この野郎は…いや、このオネエは。


ガコンといちごオレを購入して、後ろの人に待たせたわね、なんて肩を叩く。


「おせぇーんだよ」

悪態を吐く後ろに並んでた人。


輝彦の後ろに並んでいたのはー…


「あら?アタシは先にどうぞって言ったじゃなぁい。なのにランが先に行けって」

矛盾してるわ、なんて身体をくねくねとうねらせる。


「さっさと退け」


ランさんはそんなこと無視して自分のお水を買う。