空に向かって



「これが痛み止め、痛くなったら飲め」

白い袋には【痛み止め】と書かれたものを私に渡してきた。


「あと松葉杖ないと不便だろう?これ使え」

壁に立てかけられた松葉杖を私に渡す。


「…どうも」それを受け取る。


「ラン、送ってあげろよ」

お前のせいなんだから、そうボヤく松田は白衣を脱いでコーヒーを飲んでいた。


「あぁ」

腕を組んで私を見るランさんに、私は軽く睨む。


そんな事は無視して、

「行くぞ」

踵を返して、部屋から出て行ってしまった。