空に向かって



誰か気づけよ!心の中でそう叫ぶ。


「悪りーな蘭、コイツシャイガールなんだわ」

コイツ、そう指差すのは我が腐れ縁秀虎。

そうそうこの調子でなんとか誤解を解いて…



「コイツお前の物言いが気に入らねーんだよ」


……は!?!?!?!?!?!?!?


「沙織ってんだ、悪いやつではないから仲良くしてやってくれよな」


そうにこやかに言う秀虎に、睨みを最上級にした“ランさん”。


いや、今まさに蛇に睨まれた蛙の気持ち。