「冷たいわ〜」 照ちゃん悲しい、なんて戯言を言っている照彦を無視して松田は書類にしか目を向けない。 「さっさと出て行け。次から前もって言え」 しっしと出で捌けると、 「…わかったわ」 そう納得したのか扉に向かって歩き出す。 「邪魔したわね、松田。 次からは前もってアポ取るわ。 って事でこの子置いていくから」