舌打ちをした後に私のことを指差して倉庫へと足を向けて歩き出していた。 紅蓮連合のメンバーもそれに続くかのようにランさんの背中を追いかけるようにして、私の視界から次々と消えていく。 …残ったのは照彦だけ。 気まずい空気が私たちの間に流れる。 「行くわよ」 決して強い口調じゃなく、同情とかそんな感情でもない喋り方で私を連れて行こうとする。 「でもっ…私…」 「わかってるわ」 言葉を遮って、照彦は私を見る。