吸っていたタバコを携帯灰皿に押し付けて火を消し長い足を動かし私に近寄る。 図書室を出て三歩。 まだ図書室の扉の前、秀虎は中にいる青木の存在に気がついているのだろうか。 「お前この後暇?」 「は?」 「ご飯行こうぜ」 尚更は?なんだけど。 「何で?」 「さあ?」 なんで質問を質問で返すんだろう。 “?”で聞いたら答えが欲しいのは私だけなのでしょうか。