「照彦が心配だから見てこいって」 頭をボリボリと掻きながら日差しを遮るかのように手を目元に置く。 暑いなら電話とかメッセージで良くない? わざわざ来なくていいから。 「あっそ、心配いらないって言っといて」 秀虎を無視して横を通り、玄関のドアをガチャリと開ける。 「じゃあねー」 軽く手を振り家の中へ入ろうとすると秀虎の大きな手がそれを牽制する。 目の前の以前より身長が伸びたであろう秀虎の顔には満面の笑みが貼ってある。 「…なに?」 嫌な予感しかしない。