空に向かって



いやいや…簡易すぎない?この着付け。

軽く笑ってみせた。


…が。え?なにこれ。ふつうに頬っぺた痛いんだけど!

口の端が切れちゃったのか血の味するし。


「沙織大丈夫か?」

顔を歪ませた私に優しい言葉をかける秀虎をに、

「大丈夫」

そう返事をして、立ち上がった。