空に向かって



「水樹っ!千代居たか!?」

バタバタと数人の足音がして、姿を現したのは紅蓮連合の幹部達だった。


その中にはもちろん。

「…え?沙織?」

アホ面の秀虎もいて。


「なんでお前…ってかなんでそんなに顔面腫れてんだよ!っつかはだけすぎだっての!」


アタフタと見ているこっちが笑えるくらい、秀虎は焦っていた。

はだけた浴衣の前を閉じて、着付け方は分からないにしても、どこかしらで見つけた安全ピンで前を閉じられた。