空に向かって



ぐったりしている青木を抱き抱えこれでもかってくらいに、

「千代!千代!千代!…千代っ」

と繰り返し、青木が気がつくまでずっと呼んでいた。


私は、その光景を倒れ込んだまま見ているだけしか出来なかった。

2人の間には入れない、そう確信した。

なんだか馬鹿らしくなった。

なんで私、水樹さんのものでもないのに勝手に嫉妬して…青木に当たって…。


馬鹿みたい…