恐る恐る目をゆっくりあけると、 そこには先ほどまで目の前にいた松木の姿がない。 代わりといっちゃあなんだが… 「…み、ずきさん」 見目麗しい水樹さんが、黒い特攻服のようなものを着て目の前に立っていた。 松木は水樹さんに殴り飛ばされたのか、扉がある場所から一番遠い所へと飛んでいた。 「千代!」 目の前にいた水樹さんは私なんか見えていなかったかのように青木へと駆け寄る。 その瞬間にチクリと心臓が痛くなった。