私たちのいる部屋は一番奥で、外は騒がしいがいくら紅蓮連合だってここにくるまでには少し時間が掛かるだろう。 松木が私の上から退け、自由になった身で1人逃げてやろうかと思った。 いっそ1人で逃げて、何事もなかったかのように祭りにでも戻ってやろうか… 「ここから出るんじゃねーぞ」 そういう訳には行きそうもない。 松木は片手に金属バットを持ち、扉の前に仁王立ちをする。 そんな松木を一瞥し、すぐさま倒れている青木の側へと駆け寄る。