「…うん、ごめん」 そんなこと言いたくないしナンパ野郎についていくぐらい私軽くないから…多分。 刃物を向けられているにも関わらず、私の脳内はえらく冷静だった。 それは少しだけ…ほんの少しだけ。 【紅蓮連合】のおかげだったのかもしれない。 「もー!なるべく早く帰ってきてね」 そう言って麻美は屋台の方へと足を向けて私を置いていってしまった。 段々と遠ざかる麻美はすぐ人混みへと紛れて姿は見えなくなっていた。