「妻は話が大好きで何時も楽しげに話をしていた
何時も何時も何をやるにも楽しそうで、そんな妻を楽しませる為に俺は無理をしていた
俺は‥‥内向的な奴だから‥‥そんな妻に疲れてしまっていたんだ
贅沢な話だと言うだろうが‥‥妻を喜ばせれば喜ばせる程に‥‥俺の心は疲れ切って行ったんだ
そんは時にお前と出逢った
お前は物静かで内向的な人だから、俺は‥‥そんな落ち着きをお前に求めた‥‥
俺は‥‥ズルい男だから‥‥使い分けなんて出来なかった
本当に‥‥妻や玲音といる時間は楽しかったし
亜依や真依といる時間も楽しかった
そんな二人に俺は甘えて‥‥しまっていたんだ
一歩踏み出した妻は、やはり行動力の人だった
変わっていなかったんだ、何一つ
それを見ていなかったのは俺だけだった‥‥
皆が幸せになれる為に動き出したのに‥‥
俺は変化が怖くて留まってしまっていた
三くだり半突き付けられて当たり前だ
お前にも呆れられて当然だ
どうしたいか教えてくれ!
その上で俺も判断したい
離婚しても玲音は俺の子だ
少しでも助けになれる様に援助はしてやりたいし、してやるつもりだ
真依も俺の子だ、多分厳しい闘いになると想うが少しでも手助けになればと想う
望む金額は‥‥やれないかも知れない
でも俺はそうしなければと想っている」

悟史は思いの丈をぶちまけた