なみだ

ガチャ…


雪は寝ている。


今日はまだ言い訳を考えないですみそうだ。


殴られたところを冷やそうと思うが、この状態で下に行くのはキツイ。


ろくな手当てもせず、僕は眠りについた。




チュン、チュン…チュン


「ん…」


小鳥のさえずりが聞こえる。


「っ…いっ…」


そうだった。


昨日は酷く殴られたんだっけな。


あ、言い訳を考えなくてはいけない。


時間は…そう思い時計をのぞく。


よかった、まだ5時半だ。


雪は綺麗な顔立ちをしているな、と思う。


双子のはずなのに、天と地の差だ。


雪は、病気だ。


いつ死ぬかは分からない。


大きい発作が起きたら、雪は死ぬかもしれないらしい。