俺と喋らない彼女との幸福な生活。

「よっ、と…」


彼女の背中と脚に手を回し、両手で抱き上げた。

最近ずいぶん軽くなったように思う。



「よし、行こっか?お姫様」

「ん、恥ずかしがってんの?かーわいい」

「…愛してるよ。今日も、よろしくね」