こっち向いて、穂希くん






図書室まで歩いていると、




「おーい野口〜!」

「お前彼女出来たん?!」

「やば、めっちゃ可愛いじゃん!」



野口とは優也くんの苗字。


どうやら優也くんのお友達のようだ。




「いや、違うから。同じ図書委員で今日は委員会あるから一緒に図書室行ってるだけ。」




「なーんだ、つまんねぇ。」

「あ、てかあれ矢野じゃね?」



あ、ほんとだ。穂希くんがこっちに向かって歩いて来ている。




「でも何か怒って…」



「優也。」