「みうー!まだ?」






「ごめん、あとちょっと!」






「いつも遅すぎだかんなー!着替えなんて3分で終わるし。早くしろよ!」






いや、3分で終わるわけない。それは丈だからだよってツッコミは心の中でして、急いで着替えてでた。






これは私たちの日課。







丈とは幼なじみで、毎日一緒に帰ってる。






1度丈に、「私なんかと帰らなくていいよ?もし好きな人いるなら勘違いされるかもでしょ?」なんて事を言ったことがある。






そしたら、「勘違いされる訳ねぇーだろ?好きなやつだっていねぇし。みうも一応女なんだから一人で帰ると危ないし一緒に帰ってやる」って言われたんだ。






一応女ね。うん、一応。






それもまぁ、丈の優しさってことはちゃんと分かってるつもり。だって、幼なじみだもんね。






「ごめん!おまたせ!」






「遅い!早く帰るぞ。」