「…」


日の光を遮断するカーテン

その隙間から差し込む眩しい光



みーんみんみん……



セミがうるさく自分の存在を主張してる


午後1時


いつも(といっても2日前から)なら
あの場所にいる時間

私はベッドの上に横たわっていた



……今日は榊の所に行く気になれなくて

また作業の邪魔をされそうな気がしたから



……そういえば

榊は私が作業している間、ずっと近くにいた

何をするでもなく、ただ傍に



『今はお前がいるから寂しくはない』



……それはつまり


私が現れるまで寂しかったってこと?


作業を邪魔するのは構って欲しいから?


それとも私が焦ってるのを見て楽しんでる?


からかってる?



……でも、私を気遣うような言動も多かった