店に入ると顔見知りの店長がこちらに気づく。
「やぁ。どうしたの??彼らは来てるけど。」
そう言って首を傾げた。
そりゃそうだ。
私の後ろから彼女がピョコッと顔を出しているから。
「随分と可愛いお客さんと一緒だね。」
そう言って微笑んだ。
「那世、コイツの連れが来るまでここで見とけ。」
そう言うとあぁ。と全部分かったような顔をして頷いた。
「もう、夜遅くにあんなところを1人でウロつくんじゃねぇぞ。」
そう言うとその子は頷いた。
その子は微笑み「バイバイ。」と言い手を振る。
私も手を上げ答える。
だけどこの仕草はむず痒くて頰を掻く。
見送られながらBARの奥に進んだ。
とある部屋に入るといつもの顔があった。
「どうなの生活は慣れたの??」
そっくりな2つの顔がこちらを向く。
私はため息を吐いて答える。
「退屈すぎてやる事ないな。」
そう言うとその子は笑い出した。
「美姫は相変わらずだね。」
もう1人もゆっくりと口を開く。
2人は顔を合わして言う。
「私たちも仕事がなかったら退屈になっちゃうよ。」
「だよね、僕も学校は退屈だなぁ。」
コイツらは2人で1つだから2人でいないと楽しくないだろなぁ。
流石の双子は同じクラスにはなれないのか。
