君と僕ら


私はそんな男を見下ろしニヤッと笑う。


そして、最後に一度殴った。




ドゴッ


その1発で男はブルリッと肩を揺らし気絶した。







私はのびている男達を横目で見ながら震えている女の子の前にしゃがみ込んだ。


「君、大丈夫?」


その子が心配でソッと尋ねた。





私を伺うように見た後、その子は口を開いた。


「は、はい…。助けてくれて有難うございました。』



女の子の体は未だに小刻みに揺れている。



「あ…あの…名前なんて言うんですか?何かお礼させてください。」



私は驚き目を見開いた。



まさかこの状況でこんな事を言うなんて。


なかなか肝が据わっている。




私は手を伸ばしクシャッと頭を撫でた。


「気にすんな。そんなものいらねぇよ。」



そう言うとその子は「そうですか。」と言い残念そうにハハッと笑った。


私はパーカーの上に羽織っているジャンバーを脱ぎ肩にかける。


このままの格好ではまた襲われちゃうから。




そして、あまりにも残念そうなので私は口を開く。


「名前はもし今度会えば教えてやる。」


そう言うとパァッと顔を上げる。




「君とはまた会えそうな気がするからな。」


そう言って私はクスッと笑った。


なんか…妹が出来たみたいだ。




家まで送ると言うと彼女ほ首を振った。


「大丈夫です。多分すぐに兄さんが来てくれるから。」



でも、危ないな。


そう思ったので彼女を連れて近くのBARに行く。