私とは大違いだ。
私にはこの子が凄く綺麗に見える。
どこも汚れていなくてこんな所にいるのが場違いだ。
彼女は人が増えたことでもっと怖くなったのだろう。
肩のゆれが尋常じゃない。
私は女の子の目の前にしゃがんだ。
ビクッとして私を絶望した暗い瞳で見
つめる。
私はそんな少女に微笑み、頭をポンッと撫でた。
その子は肩を揺らしながら驚きの表情を浮かべる。
そりゃそうか。
いきなり現れた奴に頭を撫でられたらね。
私はスッと立ち上がった。
女の子は不思議そうな顔をしている。
"もう、大丈夫だよ"
ドゴッ
鈍い音がした。
そう、群がっている男を私が殴ったのだ。
「はぁ?」と言いながらソイツらは戸惑いながら殴りかかってくる。
男たちを強く殴り、蹴る。
当たり所が悪ければコイツらの骨が何本かいったかもしれない。
私は着々とたっている人数を減らしてゆく。
「はぁはぁはぁ…」
肩で息をする。
だいぶ呼吸が荒い。
私を見て最後の1人の男が震えながらこちらを見た。
「お前は…何者なんだ?」
恐れているいや、怯えている表情で瞳が揺らいでいる。
名前を聞いているの?
なんでそんなものを知りたがるの?
仕方なく答える事にした。
「ただの通りすがりの一般人かな。」
そう言うとそいつは、は?と言うような顔つきになる。
