君と僕ら



そんな事を考える時間も束の間、繁華街の入り口へと近づく。


流石の私でも繁華街の近くにはバイクを置いてはいけない。


そこら辺に置いておくと普通に壊されるか盗まれる。





だからいつも使っている駐車場に止めた。


ボサボサになった髪を軽く直しフードも被り直す。



ブラブラーッと歩きながら繁華街に向かった。












繁華街はいつもと変わらず賑わっている。


しかし、柄の悪い連中ばかりだ。



それをスッとさけるように歩く。


いつもここで聞こえるのは悲鳴。


そして逃げ惑う声。




今日も変わらずそれが聞こえた。





「キャ…。助けて。」


女の人の悲鳴が聞こえる。


昔の私のように誰かに助けを求めている女の子だ。




また…やってるな。


だいたい想像がつくだろうがこういった声が聞こえるのは殴りあっているか襲われているときだ。


今日の場合は後者だろう。




声が聞こえたのはあの路地裏か。


路地裏の細い道に入るにつれ人が少しずつ減っていく。



私は集団に近寄っていき声をかけた。




「なぁ、混ぜてくれよ。」

そう言うと狂った3人の男は楽しそうに笑った。



「いいぜ。混ざれよ。」

楽しそうにニヤッと笑った。


今日は楽しみたい気分なんだ。





"悪いな"





私は頷き震えながらうずくまっている女の子を見る。


その子は同い年ぐらいか少し幼いだろう。


可愛らしい顔をしていてはだけた服からは細い綺麗な肩が見えていた。