君と僕ら



今日は何をするか考えながら髪を乾かした。













結局、夕方になるまでボーッとしていて今、家の時計は5時45分を指す。


どうしようかと思いながらいつも通り用意を始める。



私は決まってこの時間になると向かう場所がある。


一番楽しめる場所。


【繁華街】だ。



ここは色々な人が来ていて観察も面白い。


ダボっとしたジーンズとパーカーを着こむ。



伸びた髪も軽くまとめた。


そして、顔を隠すように深くフードを被る。




一度四肢の筋肉をほぐすためにストレッチをする。


やはり、ニートのような生活をする私にとって激しい運動は命取りになる。



軽めにストレッチをしておかないと途中で足が攣ってしまう。


そんな醜態を晒すのは嫌だ。





ストレッチが終わり愛用のバイクにまたがる。


そしてゆっくりとバイクを走らせた。





やっぱりバイクは気持ちいい。


生暖かい5月の風が頬を撫でる。



あぁ…もうすぐ夏が来るのか。



そんな事を考えていた。


バイクを走らせているとまるで自分が風になったように感じて好きだ。



誰にも止められない。


まるで自由になったように…。



この時私は毎回、思い出すことがある。


このままいけば空だって飛べる気がするってゆっていた子を。