君と僕ら



学校に行かなかったとしても何か言ってくる人は私の周りにはいない。


フワァとのんびりと欠伸をする。



平日のこの時間はニュースやドロドロのドラマしかやっていなくてつまらない。


ニュースだって見飽きた。




毎日、飽きる事もなく犯罪が起きることだ。


犯罪は身近でも良く起きるって事を小さい時に知った。



私の街は毎日が賑やかで煩い。



この街で犯罪が起きなかった日はあるのだろうか。


だけど、その多くは権力によって潰され、ニュースなどにはならない。



それがこの街の"特徴"だった。



助けを求めても誰も助けてはくれない。



小さい時に私も学んだ。






この街には問題があるから。


一見華やかで誰もが羨むような所。




だけど、それは表向きの姿だ。


セレブたちも多く住むがここに住む人たちは表の輝きに隠れてみんな裏がある。



この街は夜になるとその恐ろしさが見えてくるんだ。


キラキラと輝いていた街は夜になるとガラの悪い人たちで染まる。



飢えている大人や子供もここにはたくさんいる。


ここは貧困な人と裕福な人との差がとても激しいのだ。



そして、ここの住人は他人には興味がないんだ。





自分のことに夢中なんだ。






ゼリーを食べ終わり机にコツンッとカップを置いた。


今日は何をしよう。



アイツでさえ学校に行ってるんだもんなぁ。


尊敬するよ。





ゴロゴロする以外にやる事はないし。


ソファにポンッと置いてある携帯を手に取る。


特にメールや着信などの連絡もない。




何か面白いことでもないかな?と思い手にしたが全く持って面白くなくて携帯をまたポイッてと置き直した。




クシュッと小さなくしゃみが出た。


そう言えばまだ髪を乾かしていないことにここで気づく。


洗面所までドライヤーをわざわざ取りに行きコンセントにさした。



ブォーッという音同時に熱風が噴き出してくる。