君と僕ら







「ハァ…ハァハァ…。」



またか。




重い体をグッと起こす。



べっとりと髪が皮膚に張り付いていて鬱陶しくてガシガシと頭を掻き引き剥がした。





また…朝が来た。



あれから何日目の朝だろう。





重い足取りで顔を洗いに部屋のドアを開ける。



汗でグッショリと濡れて服が重い。





そのせいか5月の朝でも少し部屋を出ると肌寒く体を震わす。



纏わり付いた汗を流すように顔をバジャバシャと勢いよく洗った。





シャワーもどうせなら浴びてしまおうと思い服を脱ぐ。



鏡に映る姿を見て自分でも引いた。




どう見ても女の子らしくない。



もうちょっと食べないとダメかなぁ。




大きくため息を吐く。






シャワーを浴びている時は気持ち良くなんでも忘れられる気がする。



水と一緒に汗だけではなく悪い思い出、"記憶"だって流されていくみたいだ。





『悪い夢』だって例外じゃない。











ソファに座ってリモコンを片手にゼリーを摘まむ。



髪からポタポタと水が滴り落ち黒いソファを更に黒く染める。






そんなこと私は気にせずにボーッと過ごす。



そろそろこんな毎日にも飽ききた。



ここで過ごして半年も経っていない。




今日初めて理解した。



『私って飽きっぽいんだ。』




確かに思い返せば飽きっぽかったかもしれない。





食べ物も遊びも長く続かなかった。



それに学校だって。






すぐに行きたくなくなってしまうから学校には今は行っていない。



私は16歳だから普通にしていたら高校2年生だろうか。