君と僕ら




鏡で自分の姿を見て笑う。



私は櫛で髪をとかす。


背中まで伸びた黒い髪は少しウェーブがかかっている。




枝毛一つないサラサラの髪だった。







ゆっくりしているといつの間にか7時半を過ぎていた。


流石にバイクでは学校に行けないのでそろそろ家を出ないとヤバイ。




急いで部屋に戻り鞄を掴んだ。


転入届届けには【城ヶ崎学園】と書かれ横に地図が書かれている。


それを見ながら行くことにしよう。



走って家を飛び出した。


ガチャッと鍵が閉まる音が聴こえて何か新しい扉が開くように世界が綺麗に見えた。











なんとか8時半前には学校に着くことが出来た。

ホッと肩の力を抜く。


流石に転入初日から遅刻はマズイ。


この地図見にくいよ…。

何回か間違えて違う方に行きそうになった。


汗もかいちゃったし。







ハァハァと肩で息をしながら校長室に向かった。


部屋にノックして入るとそこに座っている人物を見てクスクスッと笑ってしまう。


「やぁ、久しぶりだね。」


そこにいたのは武さん。


正真正銘、弥琴のお父さんだ。





『 お久しぶりです。』


私が挨拶すると武さんはニコッと笑った。




「美姫ちゃんならすぐに馴染めるとおもうよ。」


武さんがいるならすぐ馴染めそうだななんて思ってしまった。





まぁ、そんなに簡単に行くはずがない。