ことほぎのきみへ

「お。きたきた!」

「まなぶ君!」


海水浴場の入り口で
待っていてくれた、まなぶ先輩達を見つける

嬉しそうに駆け出した亜季はそのまま
まなぶ先輩に抱きついた


「見て見て!可愛い?」

「…めっちゃくそ可愛い」

「へへ~」


亜季の水着姿を凝視し
真顔で答えるまなぶ先輩

すっかり亜季の機嫌もなおる


「…」

「どう、かな…
いつも選ばない色の水着なんだけど」

「……ん。………似合ってる」

「……そっか」


一度じっとゆまちゃんを見下ろして
少し気恥ずかしそうに目をそらし答えた一樹

ゆまちゃんも照れくさそうに下をむく


「…どいつもこいつも
いちゃいちゃしやがって…」

「ほんとに…」


吐き捨てるように呟く悟先輩に
遠い目で亜季達を見ていたゆうりが同調する