――……
『着いたよ』
そんなメッセージが届いて
ふわふわと雪が舞う中、歩くスピードを早める
少しして
待ち合わせ場所で
ぼんやりスマホを眺めてるひさとさんを見つける
「ひさとさん」
「いろは」
「待たせてごめんなさい」
「ううん。大して待ってないから」
慌てて傍にやってきた私を見下ろすと
ひさとさんはこてんと首を傾げた
「……今日、いつもと少し違う」
「へ、変ですか…?」
「ううん」
慌てて来たから
髪型やメイクが崩れてるかも……
と心配になって頬っぺたに手を置く私に
ひさとさんは緩く首を振って小さく笑う
「可愛い」
「…」
……初めて言われたその一言に胸が弾んで
じわじわと熱くなる顔を自覚しながらも
嬉しくて、笑みが溢れる
『可愛い』って
………好きな人に言われたら
こんなに嬉しい言葉だったんだ……
友達から言われるのと全然違う
「…………ありがとうございます」
「行こうか」
「はい」
…………そういえば、最近
ひさとさんはよく笑う
小さくだけど
本当に穏やかに嬉しそうに笑うことが増えた
無表情だと感じていたその顔も
出会った頃より
喜怒哀楽が表情に出るようになって
分かりやすくなった気がする
……気のせいじゃ、ないよね
「ん?」
「……そうだったら嬉しいなって」
「今日のいろは?
本当に可愛いよ」
「……っ、そ、そうじゃなくて……っ」
「?」
じっと、ひさとさんの顔を見つめてた私
漏らした言葉の意味をひさとさんは勘違いして
そんな風に返す
さらりとまた『可愛い』をくれるものだから
私はまた真っ赤になって
「……」
不思議そうな顔のひさとさんの隣で
水族館に着くまで
ずっと緩んだ表情を浮かべてた
『着いたよ』
そんなメッセージが届いて
ふわふわと雪が舞う中、歩くスピードを早める
少しして
待ち合わせ場所で
ぼんやりスマホを眺めてるひさとさんを見つける
「ひさとさん」
「いろは」
「待たせてごめんなさい」
「ううん。大して待ってないから」
慌てて傍にやってきた私を見下ろすと
ひさとさんはこてんと首を傾げた
「……今日、いつもと少し違う」
「へ、変ですか…?」
「ううん」
慌てて来たから
髪型やメイクが崩れてるかも……
と心配になって頬っぺたに手を置く私に
ひさとさんは緩く首を振って小さく笑う
「可愛い」
「…」
……初めて言われたその一言に胸が弾んで
じわじわと熱くなる顔を自覚しながらも
嬉しくて、笑みが溢れる
『可愛い』って
………好きな人に言われたら
こんなに嬉しい言葉だったんだ……
友達から言われるのと全然違う
「…………ありがとうございます」
「行こうか」
「はい」
…………そういえば、最近
ひさとさんはよく笑う
小さくだけど
本当に穏やかに嬉しそうに笑うことが増えた
無表情だと感じていたその顔も
出会った頃より
喜怒哀楽が表情に出るようになって
分かりやすくなった気がする
……気のせいじゃ、ないよね
「ん?」
「……そうだったら嬉しいなって」
「今日のいろは?
本当に可愛いよ」
「……っ、そ、そうじゃなくて……っ」
「?」
じっと、ひさとさんの顔を見つめてた私
漏らした言葉の意味をひさとさんは勘違いして
そんな風に返す
さらりとまた『可愛い』をくれるものだから
私はまた真っ赤になって
「……」
不思議そうな顔のひさとさんの隣で
水族館に着くまで
ずっと緩んだ表情を浮かべてた


