ことほぎのきみへ

ゆまちゃんや先輩達とのクリスマスパーティーも
家族でのクリスマスパーティーも

すごく楽しかったし穏やかに過ごせたけど


今日の事がずっと頭から離れなくて
上の空になる瞬間がたくさんあった


ずっと


どんな風に告白しようかとか

プレゼントは何がいいかなとか

どんな格好をすれば
可愛いって思ってくれるかなとか

そんなことばかり考えて、ひとりそわそわしてた


たくさんお店を覗いて、悩んで
家に帰ってからも
ネットで色々調べたり、試してみたり


「……まだ会ってもないのに
心臓どきどきしてる」

「それはそうだよ
ふたりでデートな上に
告白する予定なんだから」

「………言えるかな、好きって」

「言えなかったら言えないでいいんだよ
言える時が来るまで
待っていればいいだけのことだから」


うるさい心臓を
なだめるように胸に手を置く私

ゆまちゃんは緊張と不安で
落ち着かない私の気持ちを
解すように朗らかに笑って

気負わないようにか、そんな風に言ってくれる


「今日はさ、ひさとさんとのデートを
楽しむぞ~って感じで行けばいいんだよ」

「……うん」

「たくさん楽しんできて」

「…うん。ありがとう、ゆまちゃん」


もう一度お礼を言えば
変わらず優しい笑顔が返ってきた