…あの時は指摘されなかったけど
気づいて気にしてくれてたんだな、ゆうり
きっと亜季も同じだろう
「……いいこと」
口に運びかけてたケーキを
そっとお皿の上に戻して、繰り返し呟く
……
……
……ありすぎる
思い返せば
夏休みが始まってから
私の身にはありあまるほど
良いことが立て続けに起こってる
ひさとさんと再会してからは特に
ずっとずっと
縛られてた、縛っていた
夢から、記憶から
過去から
解放されて
それまでの毎日と今は全然違くて
心の重荷がなくなった事で
すごく息がしやすくなって
……生きやすくなった
……
「……ゆうり、どうしよう」
「ん?」
「…………なんか、怖くなってきた……」
「……ほゆこと?」
パンケーキを口にいれたゆうりは
さーっと青ざめる私を不思議そうに見ていた
……
夏休み中にあったこと
ひさとさんについて
出会いや現在に至るいきさつを
もちろん、あの夢や
私のおばぁちゃん絡みの過去の事は伏せた上で
ゆうりに話した
「……通い妻?」
返ってきた第一声がそれだった
「違う」
即答する
「ゆうり、話聞いてた?」
「いや、聞いてたけど
通い妻じゃん。定期的にごはん作りに行くって」
「……全然聞いてない
ひさとさんのイトコの
お姉さんに頼まれただけだってば」
真顔で言うゆうりに肩を竦め、ため息を返すと
ゆうりはまた不思議そうに問いかけてくる
「それでなんで怖くなってきたの
不思議な関係だとは思うけど
いろはがその時間が好きだって
言うならいいじゃん」
気づいて気にしてくれてたんだな、ゆうり
きっと亜季も同じだろう
「……いいこと」
口に運びかけてたケーキを
そっとお皿の上に戻して、繰り返し呟く
……
……
……ありすぎる
思い返せば
夏休みが始まってから
私の身にはありあまるほど
良いことが立て続けに起こってる
ひさとさんと再会してからは特に
ずっとずっと
縛られてた、縛っていた
夢から、記憶から
過去から
解放されて
それまでの毎日と今は全然違くて
心の重荷がなくなった事で
すごく息がしやすくなって
……生きやすくなった
……
「……ゆうり、どうしよう」
「ん?」
「…………なんか、怖くなってきた……」
「……ほゆこと?」
パンケーキを口にいれたゆうりは
さーっと青ざめる私を不思議そうに見ていた
……
夏休み中にあったこと
ひさとさんについて
出会いや現在に至るいきさつを
もちろん、あの夢や
私のおばぁちゃん絡みの過去の事は伏せた上で
ゆうりに話した
「……通い妻?」
返ってきた第一声がそれだった
「違う」
即答する
「ゆうり、話聞いてた?」
「いや、聞いてたけど
通い妻じゃん。定期的にごはん作りに行くって」
「……全然聞いてない
ひさとさんのイトコの
お姉さんに頼まれただけだってば」
真顔で言うゆうりに肩を竦め、ため息を返すと
ゆうりはまた不思議そうに問いかけてくる
「それでなんで怖くなってきたの
不思議な関係だとは思うけど
いろはがその時間が好きだって
言うならいいじゃん」


