翌日、木曜日の放課後を迎え、
私は活動場所である視聴覚室に行った。
しかし、鍵がかかっていてまだ入れる状況ではない。
仕方なく部屋の前で待っていると、
数分後鍵がジャラジャラ鳴る音が聞こえた。
「ごめん、お待たせお待たせ。
映画同好会活動するって言ったら、疑われまして。
君の入部届見せたら信じてもらえたけど。」
浅井先生がそう言いながら、
視聴覚室の鍵を開ける。
鍵を開ける先生の後ろ姿を見ていると、
ひょろひょろしてそうで意外に体つきがガッチリしているとか考えてしまった。
小学部からずっと持ち上がりで高等部まで来たから、
父親以外の男性とほとんど関わらずに生きてきた。
学校の先生も、女子校なだけあってそもそも男性教師は少ないし、
いたとしても年配の教師しかいなかった。
だからこうして若い男性と関わるのに慣れていなくて、
変に意識してしまう。

