日が沈んで周りが暗くなっていく中で、トボトボと1人で家路についていた。


高校から徒歩20分ほどの距離に自宅がある。


ほんとうなら、今頃は付き合って3ケ月記念のお祝いをしているはずだったのに。


記念日なんて、遼ちゃんにしたら覚えてもいなかったのに、私が望めばそれにこたえようとしてくれた。


遼ちゃん、ごめんね。


大嫌いだなんて、ひどいことを言ってしまった。


凄く凄く、後悔してる。


あの後一度も目を合わせてくれなかった。


どうしょう、もしかして、このまま別れるなんてことにならないよね。