「美夜、俺がなんで美夜に質問ぜめしてると思う?」
「…居候させてもらってるのに…私が、勝手なことして怒らせた…から。」
「違う。美夜が心配なのと、何も言ってくれなかったのが寂しかったのと、頼りないのかなってショック受けたから。」
「え、あのっ、」
「うん、どうせ美夜のことだから、俺に生活費全部払ってもらうのが申し訳ないって思ったんでしょ?」
私は頷く。
「美夜がきにすると思って家事とかしてもらって家政婦さんってことでチャラね!って話したはずなんだけど?」
ふふって笑いながら椎名さんが私の目を見て言う。
あ…そういえば…
「でもっ、それだけじゃ…」
私は身内でもなければ
彼女でもないし…

