そこからトントン拍子に話が進んで、

面接をして、採用に。

し、椎名さんに話してないけど…

大丈夫かな…

でも基本椎名さんは私のすることに口出しはしないし、

あまり干渉もしてこない。

から、大丈夫…だよね?

お店からの帰り道、椎名さんから今日はご飯がいらないって連絡が入る。

「うーん、何にしよう。」

やっぱり一人で食べるってなると

凝ったものを作る気も起きなくて、

悩む。

「どうした。」

「え、あ、ごめん。大丈夫。ただ、今日の晩御飯のメニューに悩んでただけ…」

クロくんと帰ってたんだった!

クロくんは親切で、

話を付けた後も、今日はつきそいで面接が終わるまで待ってくれていたのだ。

あ…

「お礼するよ!晩御飯どっかで食べる?ご馳走する!」

外食って手もありだったな〜

なんて考えていると返事がなくて、

不安になってくる。

え、迷惑だったかな、やっぱり。